外の世界は厳しい。
何年にも渡る引き篭もり生活を送る彼らは、それを知らないのだ。
1週間で死んでしまうのも頷ける。
日本の場合、成虫が出現するのはおもに夏だが、ハルゼミのように春に出現するもの、チョウセンケナガニイニイのように秋に出現するものもいる。成虫期間は1-2週間ほどと言われていたが、これは成虫の飼育が困難ですぐ死んでしまうことからきた俗説で、野外では1ヶ月ほどとも言われている。さらに、幼虫として地下生活する期間は3-17年(アブラゼミは6年)に達し、短命どころか昆虫類でも上位に入る寿命の長さをもつ。
鳴き声や鳴く時間帯は種類によって異なり、種類を判別する有効な手がかりとなる。たとえば日本産セミ類ではクマゼミは午前中、アブラゼミやツクツクボウシは午後、ヒグラシは朝夕、ニイニイゼミは1日中などとなる。夏に多いとはいえ真昼の暑い時間帯に鳴くセミは少なく、比較的涼しい朝夕の方が多くの種類の鳴き声が聞かれる。